今回はいつものキャンプ場を使ったバイクパッキングの旅ではなく、冬でもぬくぬく、設営場所や結露とは無縁な、快適でお手軽な駅前のホテルを使ったバイクパッキングの旅行です。世の中はコロナウイルスのせいで空前のアウトドアブーム。どこのキャンプ場も週末は予約で一杯。しかし、反対にホテルは空いてるので結構狙い目です。
そこで今回はもっと気軽に自転車を使った旅行をバイクパッキングの装備で、更に輪行を駆使して、現地の美味いものをたらふく頂いてしまおうという魂胆です。
そこで、今回はWohoのX-Touringシリーズのフレームバッグ(M-size)とサドルバッグ(M-size)でお出かけです。ロングライドやブルベに大活躍するフレームバッグやサドルバッグは今では数多くのメーカーから販売されていますが、そもそもバッグの重量を気にされているでしょうか?人間の身体に付けるものでは無いとしても、やはりバッグ類も軽量である方が自分への負担軽減になります。
例えばWohoの<X-Touring Saddle Bag M-size>の重量はたったの259gです。容量にもよりますが、他社製品の重量は350g~500gほどあります。自転車部品の重量で250gの差といえば結構大きいのは皆様もご存知かと思います。
完全防水生地ではありませんが、縫い目には止水テープが溶着されており、多少の雨では中身が濡れることはありません。
そこで、サドルバッグには着替え一式、ダウンジャケット、バックパックを詰め込み、フレームバッグには輪行袋やワイヤー錠、予備のチューブ、携帯工具などを積載し、出発します。モバイルバッテリーはトップチューブバックに入れてあります。
バックパックやウエストバッグは装着せずに身軽な状態で今回は出発です。
〜<近鉄電車で三宮まで>〜
前日の夜に準備を終わらせておき、朝起きたら朝食を食べ直ぐに出発です。当日は走り出すと少し寒いですが、ちょうど登り始めた綺麗な朝日を見ながらペダルを漕ぎます。駅まで走る距離はたったの9km。のんびり走っても30分ほどで到着しました。
週末の朝なので電車も全く混んでいませんが、輪行の鉄則である一番前または一番後ろの車両の一番後ろを陣取り、最初の目的地である、神戸三宮まで向かいます。
1時間ちょっとで三宮駅に到着しバイクを組み立て出発です。今回はシングルスピードということもありなるべく起伏の少ないルートで考えると、国道2号線沿いを走ることになります。
〜<明石で卵焼きを食す>〜
実は以前淡路島に行くときに高速フェリーを使ったのですが、その時に食べそびれた明石焼きがずっと気になっていました。神戸三宮駅からちょうど25キロくらいの距離ですので、軽く小腹を満たすには良いだろうと考えていました。
明石が近づくと瀬戸大橋が見えてきます。下をくぐるのはちょっと新鮮な気分です。
目的地の明石にある老舗の<本家きむらや>に到着しました。人気店なので並ぶのを覚悟していましたが、運良く並ばずに入ることが出来ました。玉子焼き(明石焼き)は1皿20個入りしかないので、問答無用でそれを注文することになります。
5分もせずにお皿が目の前に置かれ、非常に良い匂いがしています。出汁に漬けるのと塩で食べるのがおススメとの事で、半分は塩で、残り半分は出汁で頂きました。しかし、これから自転車で走るのにいきなり食べ過ぎた気がしましたが、結果的にこれが良かった気もします。
後編につづく
Comments